尾山台宇佐神社
2019.10.22[ 神社 ]
源頼義による創建の逸話が伝わる八幡さま
尾山台宇佐神社
源頼義による創建の逸話が伝わる八幡さま「尾山台宇佐神社」。
1063年(康平5年)、前九年の役に勝利し京へ帰還する際に源頼義がこの地に八幡社を建立したのが起源と伝わっています。
境内にある石碑「宇佐神社由緒」には、以下のように記されています。
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当社は今から約九百年前八幡太郎義家の父源頼義公の創建になるものであります。第七十代後冷泉天皇の御代の永承六年に安倍頼時その子貞任宗任が朝廷に謀反をおこしました。頼義公は朝廷に討伐を命ぜられ京より武蔵の国に入り、ここ尾山の地に陣営を張りました。すると大空には白雲が八つに分かれてたなびきその形が源氏の白旗のように見えたので大いに喜び頼義公は地に跪き源氏の氏神である八幡様に勝利の勝利の暁にはこの地に必ず八幡社を建てる事を誓い蝦夷地に向かいました。戦いは九年に及びようやく康平五年安倍一族を平定し意気揚々と京に凱旋する道すがら尾山の地に立ち寄りました。そして頼義公は先年の誓いによってこの地に社を建てて八幡様をまつり戦勝を報告し神に感謝しました。これが宇佐神社の起こりであります。以来宇佐神社霊験あらたかな神として人々の尊崇厚く平和を導く尊い神様武運の神様として広く崇められてきました。
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源頼義(と義家)、奥州征伐、白雲(白旗)というキーワードが並ぶ八幡神社の創建のお話は、関東には本当に数多く存在していますね。
御祭神は、誉田別命(応神天皇)。
最寄駅は、東急大井町線「尾山台」駅。徒歩10分ほど。
鳥居。
御縁起の記されている石碑。