巣鴨大鳥神社
2017.07.19[ 神社 ]
稲荷社が起源・私財で再建されたおとりさま
巣鴨大鳥神社
もともと地元の村民によって創建された稲荷社が起源の「巣鴨大鳥神社」。
この地に稲荷社が創建されたのは1688年と云われています。江戸末期には「子育稲荷大明神」と呼ばれていました。
その後戦災によってこの稲荷社は焼失。その後、この地域のとある方(武藤さんと云われています)の夢枕に立った老人が「東方に稲荷大神坐す、住する社なし、汝速やかに建立せよ」と言ったそうで、この方はこの稲荷社の跡地に自費で仮社殿を造ったそうです。
いつからからは不明ですが「大鳥神社」は相殿として合祀されていたようで、江戸期より酉の市も行われていたそう。現在は「子育稲荷大明神」は境内の入口に、そして「大鳥神社」はその奥に鎮座しています。
現在の御祭神は、保食神命・日本武尊命。
もともと「いなり横丁」「いなり小路」と呼ばれていた神社前の通りは、現在は「巣鴨大鳥商店街」。こういう、末社が主役になるケースは、都内では結構(?)見かけます。
大鳥さまの社殿。
鳥居の横のお稲荷さま。