三保杉山神社
2020.06.15[ 神社 ]
江戸時代より前から地域の総鎮守として祀られていた「三保杉山神社」。
創建年代は不詳ですが、江戸開府時には近隣八か村の総鎮守だったと伝わっています。江戸時代には久保村(現在の三保町)の鎮守として祀られていました。
境内にある御由緒には、以下のように記されています。
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杉山神社は、創建の時期は不詳ながら、慶長九年(一六〇四)まで近隣併せ八か村の総鎮守であり、その後久保村(三保町)の鎮守となる。
明治維新以後国家管理の下、明治六年(一八七三)村社に指定され、同四十一年(一九〇八)村内五社を合祀、大正九年(一九二〇)神饌幣帛料供進神社に列せられる等の経緯を辿るも、昭和二十一年緊急勅令に基づき神社本庁を包括団体とする自主団体として存続する事となり、同二十八年宗教法人杉山神社として設立され現在に至る。
元治元年(一八六四)に再建された本殿などは、大正九年の大改修を含め数次にわたり、修復されたが、近年更に老朽化が著しく、また茅葺き屋根拝殿の維持管理が困難なこと等から、平成八年十月氏子中が相諮り広く浄財を募って、新築する事とし、同九年五月建設委員会を組織の上設計管理(株)寺社建築設計事務所(東京都江東区)、施工(株)上林工務店(長野県上伊那郡)により、同十年十月三日例大祭に合わせ鳥居・玉垣・手水舎等付帯工事と無事完工をみ、遷座祭を挙行した。
また、平成十一年十二月これまで合祀の天満宮を境内神社として創立し、遷座し得たことを併せて奉祝するものである。
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御祭神は、日本武尊。合祀神として、天照大神・猿田彦命。
現在は劔神社の兼務社となっています。
最寄駅は、JR横浜線・横浜市営地下鉄グリーンライン「中山」駅。徒歩7・8分ほど。
拝殿。
境内社の天満宮、
御由緒が刻まれた石碑。