小日向神社
2018.09.25[ 神社 ]
平安時代に創建された2つの古社を明治期に合祀してできた神社
小日向神社
現在「音羽今宮神社」がある地に祀られていた「田中八幡神社」が起源と伝わる「小日向神社」。
「田中八幡神社」は、860年(貞観3年)に建立されたと伝わる古社。また現在地に遷座した際に合祀されたという「氷川神社」は、平貞盛が940年に創建したと伝わっています。どちらもこの地域で古くから鎮守社として崇敬されてきた神社です。
合祀された「氷川神社」についてですが、小日向神社の東100mちょっとの場所にある「日輪寺」の境内に氷川明神として祀られていていました。そしてこれが、どうやら「江戸七氷川」のひとつ『上水の鰭なる萬年寺山の社』と謳われた氷川社ではないかと思われます。訪問して、御由緒を知った際に、場所柄「もしかしたら、、」と思ったのですが、ネット上でもいくつか同様の見解を見つけました。
現在の御祭神は、誉田別皇命・建速須佐之男命。
現在、地名表示では「こひなた」となっていますが、これは1966年以降のことで、本来は「こびなた」が正しいようです。
最寄駅は、東京メトロ有楽町線「江戸川橋」駅。徒歩5分ほど。
境内の御由緒板。
境内社の稲荷社。