上作延赤城神社
2019.05.01[ 神社 ]
稲毛三郎によって創建された第六天社が起源と伝わる神社
上作延赤城神社
稲毛三郎によって創建された第六天社が起源と伝わる「上作延赤城神社」。
1184年(元暦元年)に、舛形山城の城主だった稲毛三郎(小山田重成)がこの地に砦を築いた際に、巽の方角(東南)に当たるこの地に創建した第六天神社が起源と伝わっています。その後1193年(建久4年)に磐筒雄命を奉じて「赤城大明神」と改称したと云われています。この改称に関しては、稲毛三郎の霊夢によるものとも、彼が仕えた源頼朝の霊夢によるものとも伝えられています。
明治期には上作延村の村社となりました。現在の御祭神は、磐筒雄命・天照大御神。
赤城山信仰(赤城大明神)は、『万葉集』や『続日本後紀』に記録が残る関東固有の山岳信仰のひとつ。江戸時代に再興したと言い伝えられていることからすると、それ以前(平安末期〜鎌倉時代初期)創建のこちらの神社は地域でもかなり古い赤城山信仰の地なのかもしれません。
現在は白旗八幡大神の兼務社となっています。
最寄駅は、JP南武線「津田山」駅。各線「溝の口」駅からも徒歩圏です。
平地から石段を上ったところに社殿があります。石段下から見た鳥居。
上作延赤城神社。 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
RICOH THETA SCによる360度画像(2019.4撮影)。