若雷神社
2018.11.16[ 神社 ]
創建は9世紀後半と伝わる、旧都筑郡吉田村の鎮守
若雷神社
創建は9世紀後半と伝わる、旧都筑郡吉田村の鎮守「若雷神社」。
口伝によると、清和天皇の御代(850〜881年)に、賀茂別雷神社(上賀茂神社)より別雷命の御分霊を勧請し創建されたのが起源とされています。
御祭神は、別雷命。
その後江戸時代の1798年、社殿再建に先立ち、京の吉田神社より春日神を勧請。これが旧「吉田」村(現在の新吉田町)の由来になったと云われています。明治期には、近隣の神社14柱が合祀されました。
最寄駅は、横浜市営地下鉄ブルーライン「新羽」駅。徒歩20分ほど。
現在神社のある場所は、周囲が開発・分譲された新興住宅街となっています。が、旧市街地(新羽側・低地側)から見ると「雑木林の向こう側」、また新興住宅街のさらに奥は古くからの「谷戸地」が広がっているという、「東京郊外の開発の歴史」が色々な意味でそのまま凝縮されているかのような、なんとも興味深いエリアです。もう少し時間が経つと、雑木林やその奥の谷戸地に残る畑もなくなってしまうのかもしれません。『微小地形好き』な方ならぜひ訪れていただきたい場所、そしてそんな場所にある、歴史のある古社です。
丘の上(社殿)へと向かうための参道と、大鳥居。
最初の階段。
二段目の階段を登った先に、現在の境内があります。
社殿右側にあるのが、江戸時代に勧請されたという春日神社。
社殿左側にある境内社の稲荷社。