月見岡八幡神社

2018.09.03[ 神社 ]

月見岡八幡神社

旧上落合村の鎮守・かつては月読命を祀っていた神社 月見岡八幡神社

旧上落合村の鎮守として祀られてきた「月見岡八幡神社」。

創建年代は定かではありませんが、社伝によると「源義家奥州征討以前の社にして」とあるので、11世紀より古い創建と思われます。源義家がこの社で戦勝を祈願したとも伝わっています。

社殿は先の戦災で焼失しましたが、戦後に再建。さらに、都の下水道局(落合処理場)の建設に伴い、もともとの遷座地であった現在の八幡公園から現在地に遷座しました。かつての社地には井戸があり、その水面に映る月が美しかったことから、地元の方々が「月の美霊」と崇敬したとも伝わっています。

御祭神は、品陀和気命・息長帯比売命・大雀命。応神天皇、神功皇后、仁徳天皇です。しかしもともとは月読命・美井乃神・杉井乃神で、八幡神が祀られるようになったのは後代のことだそう。だとすると、旧社地の逸話も合わせ、全国でも数少ない「月読命」を祀っていた神社のひとつなんですね。なんとも感慨深いものがあります。

現在は「八幡神社愛育園」の園庭となっているようで、訪問した際には門扉は閉められ、残念ながらお詣りすることは出来ませんでした。。

最寄駅は、西武鉄道新宿線「下落合」駅。

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