染井稲荷神社
2017.07.18[ 神社 ]
「ソメイヨシノ」発祥の地に建つお稲荷さま
染井稲荷神社
江戸時代初期の創建と伝えられる旧染井村の鎮守「染井稲荷神社」。
江戸期、この辺りには大名屋敷が多く立ち並び、それに伴い造園を行う業者がこの地に集まったと云われています。そしてこの造園師達によって幕末から明治初期にかけ生産されはじめたのが「ソメイヨシノ」。今や日本を代表する桜ですが、日本全国にソメイヨシノが広まったのは明治以後。意外と歴史は浅いんですね
現在の社殿は昭和6年に改築されたものだそうですが、関東大震災や先の大戦でも被災しなかったと言い、そういった経緯から「火伏の神」としても崇められているそうです。
御祭神は、保食神・大山祗命。
最寄駅はJR山手線「駒込」駅もしくは「巣鴨」駅。どちらからも徒歩10分ほどといったところ。現在は大名屋敷の面影も造園の面影も感じられませんが、閑静な住宅街の中でひっそりと佇んでいます。桜の季節には「桜里祭り」が行われるそうです。
お稲荷様、だけど狛犬なのです。。
現在、神社の前には「染井よしの桜の里公園」が造られ、この地の歴史を伝えています。