山本稲荷神社（世田谷区船橋）

船橋村陣屋の鬼門除けとして創建されたと伝わる「山本稲荷神社（世田谷区船橋）」。

元武田家の家臣で江戸時代には徳川家に仕えた山本道照が、この一帯を知行した際に陣屋の鬼門除けとして稲荷社を創建したのが起源と伝わっています。

社殿脇にある御由緒板には、以下のように記されています。

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縁起
甲洲武士山本道照公初メ武田信玄公二仕へ後　文禄四年東照公ノ家臣トナリ正保年代武州船橋村外数ケ村ヲ知行所二給リテヨリ郷士鈴木半右衛門ト議シテ船橋村二陣屋ラ構築シ当所鈴木半右衛門所有地二豊宇気毘賣神ヲ勤請シテ陣屋ノ鬼門除稲荷宮ヲ創建ス

沿革
爾後　山本氏四代ヲ経テ享保十四年山本興次左衛門公甲府城在番トナリシ時　当社ヲ鈴木半右衛門（三代目）二与ヘラレル
爾来鈴木家累世社屋ヲ經營シ寛政元年四月鈴木家五代津右衛門社殿ヲ再興　方今　古社殿損壊甚シキヲ以テ再ビ鈴木家十代鑵太郎　セイ　新社殿ヲ造進シ奉ル

昭和参拾七年式弍月初午
末裔　郵政事務官　鈴木鐵雄　撰文
秦之

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最寄駅は、京王電鉄京王線「桜上水」駅あるいは「上北沢」駅。徒歩約15〜20分ほど。