白旗稲荷神社(中央区日本橋本石町)
2023.01.21[ 神社 ]
源義家が白旗を立てたのが起源と伝わる「白旗稲荷神社(中央区日本橋本石町)」。
創建年代は不明ですが、源義家が奥州へ向かう際にこの地に白旗を立てたのが起源とも伝わっています。以来、福田村の鎮守としてお祀りされてきましたが、関東大震災後に移転し、さらに1974年(昭和49年)、東北・上越新幹線の線路敷設に伴い現在地に遷座しました。
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抑々白幡稲荷神社は東京府武蔵国(日本橋区本銀町壱丁目拾八番地)官有地白幡橋詰にあり 御祭神は宇迦之御魂神古来白幡稲荷神社と称す 享保三戊戌年当山派修験大寿院元明別当耺たりし以来神勤す八世小野秀麿に至り明治六年一月神勤を免ぜられ神田神社兼勤社となる 鎮座年代不詳なれども社伝に依れば源義家奥州下向の途次社頭に白旗を樹てしに始まると云ふ又新編江戸誌に三宝院派別当大寿院和銅四年鎮座とあり(和銅四年は人皇四十三代元明天皇の御宇にして今より千弍百拾余年前なり)何れか詳かならずと雖も本区最古のものなるべきか 往時武蔵国福田村の一部にして江戸開府の頃には神田八丁堀乃ち龍閑川界として以南を江戸とし以西を神田とせり 町名は江戸時代に銀工の多数居住せしに依り起れりと云ふ 当社は大正拾二年九月壱日大震火災の際烏有に帰したるも幸い御神体を奉避し以来区劃整理にて当町六番地へ換地指定町会員並に建築委員の努力により再建の準備を整へ昭和四年拾月建築に着手す
昭和五年五月拾五日完成 同時に大祭礼を行ふ
(昭和五年五月旧本銀町四丁目町会史に依る)
※以下一部略
白幡稲荷神社崇敬会
日本橋本石町々会
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御祭神は、宇迦之御魂神。
明治期以降、神田神社の兼務社となっているようです。
最寄駅は、JR総武線「新日本橋」駅、あるいは各線「神田」駅。
神社外観。
正面から。
鳥居に掲げられた扁額。
社殿。
御由緒板。
社殿脇からの眺め。
MAP
東京都中央区日本橋本石町4丁目5