奈良谷戸山神社
2021.01.26[ 神社 ]
江戸時代より地域の守護神として祀られてきた山神様
奈良谷戸山神社
遅くとも江戸中期から奈良谷戸の守護神とし祀られてきたと伝わる「奈良谷戸山神社」。
現在は恩田川支流の住宅街の中に鎮座していますが、かつては奈良谷戸の山中に祀られていたそうです。
境内にある石碑の「沿革」には、以下のように記されています。
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当社は、享保十九年(一七三四年)以前から、現在地の西方数十M先の山中に鎮座し、地域の守護神として、永く祀り伝えられてきましたが、昭和五十二年六月成瀬中央土地区画整理事業に伴ない、御神木(楓、推定樹齢三百年)と共に、当地に遷宮されました。この間、廟社の建造については幾度も変遷がありましたが、現社殿は、この度、氏子一同により新たに再建されたものであります。
平成元年一月吉日 奈良谷戸山神社
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御祭神は、木花開耶姫命。「山神社」は、大山祇命を祀っているところと木花開耶姫命(木花咲耶姫命)を祀っているところがありますが、どちらも基本的には「山の神」を地域(神奈川県内の場合山地や谷戸地)の守護神として祀っているように思います。
最寄駅は、東急こどもの国線「恩田」駅、あるいはJR横浜線「成瀬」駅。
拝殿。
拝殿に掲げられた扁額。
拝殿前の狛犬。
御由緒の書かれた石碑。