御霊神社(横浜市泉区中田北)

2022.11.15[ 神社 ]

中田村の鎮守として祀られてきた神社 御霊神社(横浜市泉区中田北)

中田村の鎮守として祀られてきた「御霊神社(横浜市泉区中田北)」。

『新編相模国風土記稿』には「天正中の勧請」とあるのですが、「御霊神社の総本社」と云われる村岡御霊神社の文書に、1167年(仁安二年)に当地に分社したとの記述があることから、平安時代末期頃の勧請ではないかと云われています。御霊神社は、旧鎌倉郡に多くある「鎌倉権五郎景政を祀った神社」のことで、「権五郎さま」から「ごりょうさま」に転訛し、表記もそれに伴って発生したのではないかといい、いわゆる京都方面の「御霊信仰」とは別の性格を持った神社です。

後北条氏の家臣だった石巻康敬が中田村の領主となって以降は村の鎮守としてお祀りされてきました。

泉区役所による案内板には、以下のように記されています。

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戸塚区・栄区・鎌倉市域の御霊神社と同じく鎌倉権五郎景政を祀った神社で、昔から中田のごりょう様と呼ばれていました。明治の廃仏毀釈前は宮司家の東端に実相院の不動堂や護摩堂がありました。保安林に囲まれた石段下の弁天池は村岡川(宇田川)の源流になっています。池の前の庚申塔は、宮内最古のもので、地域文化財に登録されています。鳥居横には、中田の子弟の教育に尽力された宮本湊先生の頌徳碑があります。

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御祭神は、鎌倉権五郎景政・日本武尊。

最寄駅は、横浜市営地下鉄ブルーライン「中田」駅。徒歩約15分ほど。

神社外観。

正面の鳥居。

木々に覆われ、趣のある参道。

参道にある境内社の弁天社。

拝殿。

拝殿に掲げられた扁額。

境内社の金比羅社と日枝社。

境内社の矢並稲荷社。

境内社の大日大聖不動社。

MAP

神奈川県横浜市泉区中田北3丁目42−1

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