道塚神社
2018.03.06[ 神社 ]
かつて「日月宮」と称していた、神仏習合時代の色濃いお伊勢さま
道塚神社
かつて「日月宮」と称していた、神仏習合時代の色濃いお伊勢さま「道塚神社」。
創建年代は不明ですが、江戸時代には「日月宮」と称していたそうです。1019年開山と伝わる(諸説あり、もっと古いとも云われています・お隣にある)大楽寺が別当を務めていました。大楽寺は、開山が1019年だとしても、池上本門寺より古くからこの地にある由緒あるお寺です。
「日月宮」、文字だけから察すると「日=天照大神」「月=月読命」を想像してしまうのですが、どうも「薬師三尊」の日光菩薩と月光菩薩に由来する神仏習合時代の神様を指すようです(まだ調べ切ったわけではないです、念のため)。江戸後期の天保2年(1831年)に天祖神社と改称、大正時代に近隣の油山稲荷大明神、神明宮、熊野大権現、茅場稲荷大明神を合祀し、道塚神社と改称されました。
御祭神は、天照大神。
現在は六郷神社の兼務社となっています。
最寄駅は、東急多摩川線「矢口渡」駅。徒歩10分かからない程度。東急池上線「蓮沼」駅、あるいは各線「蒲田駅」からも徒歩圏内です。ちなみに大正期には、目蒲線の矢口渡駅と蒲田駅の間に「本門寺道」駅(昭和期に「道塚」駅に改称)があったそうです。