九郎明神社(川崎市麻生区古沢)

2022.04.25[ 神社 ]

九郎明神社(川崎市麻生区古沢)

源頼朝の異母弟・源義経を祀っている神社 九郎明神社(川崎市麻生区古沢)

源頼朝の異母弟・源義経を祀っている「九郎明神社(川崎市麻生区古沢)」。

源頼朝の挙兵の報を知った源義経が、駿河国・黄瀬川に陣を取る頼朝軍に合流するため奥州から向かう際にこの地に立ち寄ったと云います。義経は後に頼朝から謀反の疑いをかけられ自害しました(※諸説あります)が、鎌倉時代の建長年間に村民が義経を偲び祠を創り祀ったのが起源と伝わっています。

境内に掲げられている『由緒沿革』には、以下のように記されています。

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平安末期 清和源氏義朝の三男頼朝が敷いた駿河の黄瀬川陣に異母弟の源義経が奥州から駆けつける途中当地古沢で一夜を過ごす 村人から歓待を受けた義経は 謝意を表わすため小刀(併せて鉄扇)を贈ったという(治承四年・一一八〇年)
文治五年(一一八九年)に奥州衣川の館で自害したとされる源九郎義経を建長年間(一二四九〜一二五六)この社に祭祀
天明年間(一七八一〜)再建
天保年間(一八三一〜)当地が旗本領であったためか久能社と称せられたこともあった
明治十九年 村内にあった稲荷社を合祀
大正十一年 村内にあった天神社・熊野社を合祀 村人からは「明神様」として崇敬される
昭和三十三年 社殿改築
平成十年 社殿一部改築
平成十九年 社務所創建

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地元に伝わる話としては、古沢の豪族は源義経の家臣団として一連の源平合戦に従軍し、主君であった義経が討伐された後に亡き主君を偲んで祀ったのだと云います。

御祭神は、源九郎判官義経、伊奘那岐命、菅原道真、宇迦之御魂(稲荷)。

現在は麻生の月読神社の兼務社となっているようです。

最寄駅は、小田急多摩線「五月台」駅。徒歩約8分ほど。「新百合ヶ丘」駅からだと、徒歩約15分ほど。

九郎明神社(川崎市麻生区古沢)写真

神社入口。

九郎明神社(川崎市麻生区古沢)写真

鳥居。

九郎明神社(川崎市麻生区古沢)写真

竹林の中の参道の先に、社殿があります。

九郎明神社(川崎市麻生区古沢)写真

社殿の覆屋。

九郎明神社(川崎市麻生区古沢)写真

社殿。

九郎明神社(川崎市麻生区古沢)写真

御由緒板。

九郎明神社(川崎市麻生区古沢)写真

境内の様子。

MAP

神奈川県川崎市麻生区古沢497

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