北野天神社(川崎市多摩区枡形)

2022.04.04[ 神社 ]

北野天神社(川崎市多摩区枡形)

江戸時代には「韋駄天社」と呼ばれていた神社 北野天神社(川崎市多摩区枡形)

室町時代創建・江戸時代には「韋駄天社」と呼ばれていた「北野天神社(川崎市多摩区枡形)」。

室町時代に創建され、当初は稲田姫を祀っていたと云われていますが、江戸時代には「韋駄天社」と呼ばれ、韋駄天像が祀られていたそうです。明治期の神仏分離に伴い菅原道真を御祭神として天神社と改称、さらにその後建速須佐之男神を御祭神として現在の形になりました。

鳥居脇にある『川崎歴史ガイド』案内板には、以下のように記されています。

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天神社はこの辺り一円の氏神。古く「江戸名所図会」には韋駄天社と記されている。足の速い神として知られる韋駄天の像は、今も広福寺の守護神として祀られている、

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また神奈川県神社庁のサイト内には、御由緒について以下のように記されています。

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当社は昔、稲の目と称し、室町時代に稲目某と云う人が土着して天神様をお祭りしたのが始まりと云われている。埼玉県稲目に稲目神社があり、稲田姫を御祭神とする此神社から御分霊を受けたものと思われる。

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『埼玉県稲目に稲目神社があり』とあるのは、現在埼玉県寄居町にある稲乃比売神社のことだそう。しかしこちらの神社も(?)もともとは「稲聚神(いなつめ)」を祀っていたと云われ、それが江戸時代頃に「氷川社」になったようで、、御祭神が「稲聚神」「稲田姫」「韋駄天」「天神」「須佐之男」と変遷しているようです。そして現在の御祭神は、建速須佐之男神・倉稲魂命・天照大神。

現在は登戸稲荷社の兼務社となっています。

最寄駅は、小田急小田原線「向ヶ丘遊園」駅。徒歩約5・6分ほど。

北野天神社(川崎市多摩区枡形)写真

鳥居と石段。境内は崖の上にあります。

北野天神社(川崎市多摩区枡形)写真

石段を登ると、正面に拝殿が。

北野天神社(川崎市多摩区枡形)写真

拝殿。

北野天神社(川崎市多摩区枡形)写真

境内の様子。

MAP

神奈川県川崎市多摩区枡形6丁目16−7

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