上恩田杉山神社
2021.01.11[ 神社 ]
上恩田の鎮守として祀られていた杉山社
上恩田杉山神社
恩田村・上恩田の鎮守として祀られていた「上恩田杉山神社」。
創建年代は不明ですが、江戸時代には恩田村・上恩田の鎮守として祀られていたと云います。
「新築造営記念碑」と刻まれた石碑には、以下のように記されています。
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この社は、上恩田の鎮守であり幕末のころ落雷のため焼失しましたが、嘉永年間(一八五〇年ごろ)に再建されました。
この再建には、江戸から宮大工をつれてきて三年がかりで建築されたと伝えられています。
近郷に見ないほどの彫刻の多い建て物でありことに内宮は、そののち昭和二八年(一九五三年)の火災の際、運びだされ今でも当時の立派な様子を見ることが出来ます。
右のように由緒深い神社でありますが、時の流れと老朽化に加えて、この地域の地権者による上恩田土地区画整理組合事業が昭和五十八年(一九八三年)より施工され杉山神社も移転することになりました。
ここに氏子一同、一意結束して社殿新築と境内地整備を決議し 平成元年五月着工、翌年七月竣工、そして同年九月十四日(一九九〇年)遷座祭、翌十五日奉祝祭を斎行、ここにめでたく上恩田土地区画整理組合事業により整備された「あかね台」の一角に偉容を誇る御神殿と境内の整備が竣工するに至り これを記念してこの碑を建立しました。
平成二年九月吉日
杉山神社建設委員会
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御祭神は、日本武尊。
明治期の地図を見ると、参道は東側に延びていたのが確認できます。もともと社殿があったのは、現在「内方姫供養塔」がある辺りだったようです。
現在は神鳥前川神社の兼務社となっているようです。
最寄駅は、東急こどもの国線「恩田」駅。