栗木神社(横浜市磯子区栗木)
2021.09.30[ 神社 ]
茅葺屋根の社殿が現存する、トンネルの上のお社
栗木神社(横浜市磯子区栗木)
茅葺屋根の社殿が現存する、トンネルの上のお社「栗木神社(横浜市磯子区栗木)」。
江戸時代の創建と云われており、かつては山王社と称し栗木村の鎮守として祀られていました。明治元年に「日吉神社と改称、さらに明治45年に近隣六ヶ村の神社を合祀し「上笹下神社」と改称しましたが、戦後に旧栗木村以外の場所から合祀された神社は還座し、合わせて現在の「栗木神社」に改称されました。
境内にある「栗木神社歴」と刻まれた石碑には、以下のように記されています。
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この神社の主神は国常立尊と申し天地開闢の最初に現れた神で神世七代の第一代の神であります。
ここに祀ったのは徳川時代で村の鎮守として村民の崇敬をあつめ、明治初年に御社号日枝神社と号し、明治初年村社に列せられた。
昭和四十九年九月新編武蔵風土記より
また、明治四十五年五月十五日六ヶ村(矢部野・田中・栗木・上中里・峰・氷取沢)の各神社を合祀し上笹下神社として合同祭事を行っていた。
その後、太平洋戦争の終戦にともない昭和二十二年四月宗教法人となり再度各社を六ヶ町に分散する。
現在の栗木神社は、御嶽社・駒形社・三体の合祀からなる。
平成十年八月吉日
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御祭神は、国常立尊・櫛真知命・駒形神。
現在は中原熊野神社の兼務社となっているようです。
社殿(拝殿・本殿)は、現在も茅葺屋根。南関東の神社では、私自身初めてで、静かに(?)感動しました。。
最寄駅は、JR根岸線「洋光台」駅。徒歩約10分ほど。JR根岸線のトンネルの上、明治中期の地図を見ると小山の頂上に鎮座していたことがわかります。
御由緒の書かれた石碑。
茅葺屋根の拝殿。
境内社の稲荷社。
MAP
神奈川県横浜市磯子区栗木2丁目13−21