天照大神(久末神社)
2019.02.19[ 神社 ]
古くから久末村の鎮守として祀られてきた神社
天照大神(久末神社)
久末村の鎮守として祀られてきた「天照大神」。通称は「久末神社」です。
創建年代や御由緒は不明ながら、江戸時代には同じ久末村内の杉山社とともに村の鎮守として祀られていたと云います。その後明治末期に杉山社(二社)・十二天社・面足明神社・道祖神社を合祀し、久末総鎮守となりました。
現在の御祭神は、天照皇大神・五十猛命・天御中主尊・倉稲魂命・面足命・惶根命・猿田彦命。
見るからに社殿は新しいのですが、2013年に火災により焼失した後、2017年に再建されたそう。
この地(久末)にある蓮花寺が9世紀の開山であり、この頃から開拓が進んでいたと言われ、神社の一帯が古くから「伊勢原」と呼ばれていたことからも、創建はとても古いのではないかと思われます。
蓮花寺には、江戸時代に領主(旗本)佐橋氏に年貢の減免を求めた挙句に毒殺された農民を供養するお地蔵様が建てられています。関東にはこういった「義民」の話、多いですよね。こういう話は「武士(侍)」がどういう人々だったのかを考える良いきっかけになるのではと思います。
最寄駅は、横浜市営地下鉄グリーンライン「高田」駅。しかし徒歩だと、かなりの時間がかかります。周辺(丘の上)は現在も「市街化調整区域」として農地が残っており、特に東側はかなり遠くまで見渡せる素晴らしい眺めが広がっています。
鳥居。参道がまっすぐ社殿に続いています。
拝殿前の狛犬。
境内社。
御由緒の刻まれた石碑。
神社前の小径からの風景。周辺は畑が広がっており、またこの場所が高台のため素晴らしい眺望。東京タワーとスカイツリーも見ることができました!
境内ではないのですが、すぐそばにある小祠。詳細はわかりませんでしたが、合祀されていないあたり、何らかの事情があるのでしょう。。