小野路宿(町田市小野路町)
2024.02.11[ 史跡・公園等 ]
往時の面影を感じることができる、中世の交通の要衝
小野路宿(町田市小野路町)
中世の交通の要衝だった地「小野路宿(町田市小野路町)」。
小野路の由来は、横山党の祖・小野氏(小野篁の後裔とも云われています)に関係するという説や小野郷(現在の府中市付近)への通り道だったことから、など諸説あるそうですが、古くは武蔵国の国府があった府中へ通じる道(一部は鎌倉街道)があり、室町時代にはすでに宿駅として機能していたと云い、江戸時代には大山道、神奈川道、布田道、府中道、八王子道が合流する交通の要衝として栄えました。
江戸時代には六軒の旅籠があったそうで、そのうちの1軒の跡には現在「小野路宿里山交流館」があります。またかつての中心地には古い町並みが復元(あるいは保存)されており、周囲が開発されていないこともあって往時の雰囲気が存分に伝わる場所でもあります。さらに小野路城址のある図師小野路歴史環境保全地域に向かうと、舗装されていない、古い道がそのまま残されていますので、散策・ウォーキング等にも向いています。
最寄駅は、小田急小田原線「鶴川」駅。しかし徒歩だと、約1時間ほどかかります。。
小野路宿の入口の交差点(名称は「小野神社前」)。
『小野路宿通り』と書かれた木標。
街並みや緑の多く残っている風景から、往時の雰囲気を感じることができます。
通りにあるカフェもこんな感じ。
こちらは小野路宿里山交流館の入口。
訪問した際は中は改修工事中でした。
MAP
東京都町田市小野路町