鬼子母神堂(豊島区雑司が谷)
2019.02.24[ 史跡・公園等 ]
安産・子育ての女神として信仰されている「鬼子母神」を祀るお堂
鬼子母神堂(豊島区雑司が谷)
威光山法明寺の飛地境内にお祀りされている「鬼子母神堂」。一般的には「雑司が谷鬼子母神」と呼ばれています。
1561年(永禄4年)に、柳下若挟守の家臣・山村丹右衛門が清土(文京区目白台)で掘り出したという鬼子母神像を、東陽坊(法明寺に合併)に納めたのが始まりと云われています。その後1578年(天正6年)に、当時「稲荷の森」と呼ばれていた現在地にお堂を建て、祀られるようになりました。
鬼子母神はもともとインドで「訶梨帝母」と呼ばれていた夜叉。その辺りはWikipediaに詳しく書かれています。鬼子母神公式サイトには『もともと鬼子母神信仰は平安朝の昔から一般的な信仰としてありましたが、法華信仰に生きる者、日蓮宗に属する者にとって、鬼子母神はただ単に子供を守る神であるばかりでなく、信者・宗徒の外護神として崇められています』とあります。法華経・日蓮宗にとって大事な神様なんですね。
また現在は雑司が谷七福神のひとつとして、「大黒天」も祀っています。
最寄駅は、東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅。徒歩5分ほど。JR各線「池袋」駅からも徒歩圏です。
京都賀茂神社の神官・牛山の句碑。「面倒になればおつるか蝸牛 牛山」と刻まれています。