坊之窪石佛神
2019.03.17[ 史跡・公園等 ]
深見村坊之窪に祀られていた地神塔・道祖神・庚申塔
坊之窪石佛神
地域にあった地神塔・道祖神・庚申塔が祀られている「坊之窪石佛神」。
仏様・庚申塔だけなら(ブログ的には)スルーしようかと思ったのですが、その中に「猿田彦大神」の碑があったのでピックアップしました。
設置されている石碑には以下のように記されているそうです。
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この一連の石佛神は深見字坊之窪二〇四四番地東北隅に鎮座してあった、地神塔、賽の神及び深見砂原、中原と坊之窪、諏訪との四辻に鎮祭の猿田彦大神、青面金剛に三猿を刻した庚申塔である、昭和五十三年仲秋大和市に於いて附近の道路を拡張整備するに際し、この地に御動座願い奉るに当り、我々の祖宗の信仰して鎮座願った理由を我等信徒の知り得る所を謹刻して以って永久に我が郷土を守護し賜らんことを祈念し奉る、地神塔は土地の守護神であり、古くから農業を守られた、文久元年酉の日社日に建つ、賽の神は坊之窪氏子中とあり建立年月日不祥なるも、他郷から悪病 悪霊の侵入を防ぎ村内の安全を守らる、 庚申塔の北側は両側に中丸家、山崎家、高橋家の氏名があり、我等の祖宗が享保六年巳十一月吉日建立、南の庚申塔は右の石神と同一の規模であり、建立者山崎家、高橋家、中丸家と判讀出来る、碑面磨滅して剥落しているが前記三氏族の建立したことは確かである、猿田彦大神は明治八年乙亥方二月建立妙法講中とある、今前記建立者の子孫相謀り、祖考の遺徳を偲び、子孫の康寧を祈念し、御動座の意を子孫に傳へんとしてこの辞を刻す
昭和五十四年三月吉日
坊之窪 妙法講中
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(以上、大和市の石仏/坊之窪三角地より抜粋させていただきました)
最寄駅は、小田急江ノ島線・相模鉄道本線「大和」駅。
中央に写るのが「猿田彦大神」碑。