太尾神社
2020.01.22[ 神社 ]
地域の旧称を今に伝える神社
太尾神社
旧太尾町の神社が戦後に合祀されてできた「太尾神社」。
もともと旧太尾町には各集落毎に全部で6つの神社がありましたが、1958年(昭和33年)に旧村社だった神明社に天満社・八幡社・杉山社・神明社・熊野社を合祀、旧杉山神社のあった現在地へ遷座し、「太尾神社」と改称されました。
境内にある「由緒沿革」には、以下のように記されています。
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旧太尾町(大倉山)は土地細長く、各集落毎に氏神を祀り、そのため村社一社、無格社五社が存在し、祭祀参拝その他不便多く、昭和三十三年六月九日、無格社天満社、同八幡神社、同杉山神社、同神明社、同熊野神社を村社神明社に合併し、無格社杉山神社跡地に移転、太尾神社と社号を改め全町の鎮守とした。
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旧太尾町は現在は全域「大倉山」に改称され、地名としては消滅してしまいましたが、「太尾」を現在に伝える貴重な役割を担っていると言っても良いのではないでしょうか。ちなみに太尾の由来は、「縄文時代には海岸線がこの辺りまで来ており、大倉山が岬のように海へ突き出していた。その形が動物の太い尾のように見えたことから太尾と名付けられたといわれている」(以上、Wikipediaより抜粋)とのこと。
御祭神は、天照皇大神・国常立尊・伊邪那岐命・伊邪那美命・応神天皇・日本武尊・菅原道真命。
最寄駅は、東急東横線「大倉山」駅。徒歩10分ほど。
鳥居。その先にも住宅が。
石段を登ったところに社殿があります。
社標と拝殿。
境内社の稲荷社。