嶺天祖神社(大田区西嶺町)
2018.02.21[ 神社 ]
「お伊勢講」が起源・江戸時代初期に創建された神社
嶺天祖神社(大田区西嶺町)
江戸時代初期の寛文年間に、嶺村の村民が伊勢神宮へ参拝し、拝受した御分霊を奉斎し創建されたと伝わる「嶺天祖神社」。当時流行した「お伊勢講」でしょうか。かつては「太神宮」と呼ばれていました。
御祭神は、天照大御神。
氏子地域を持たない崇敬神社として維持されています。
江戸時代中期頃より多摩川流域にて行われてきたという「祢宜舞」という舞(デデンコ舞とも)があるそうです。現在は川崎市の芸能無形文化財に指定されています。猿田彦命・天鈿女神・天児屋根命・彦火火出見命・大山祇命の5つの面と衣装で舞が行われるものだそうですが、戦後に東京都側でこの「祢宜舞」が行われているのはこちらの神社のみ。しかしこれも、川を隔てた川崎市にある白幡八幡大神の神職によって執り行われているのとのこと。
最寄駅は、東急池上線「御嶽山」駅。また東急多摩川線「沼部」駅からも徒歩圏内です。
境内に掲げられている御由緒。
社標。
神社の前の大通りは、環状八号線です。
MAP
東京都大田区西嶺町4-10