文庫の森
2017.12.11[ 史跡・公園等 ]
三井家の修史事業のために設立された「三井家編纂室」の跡地
文庫の森
もともと三井家の修史事業のために設立された「三井家編纂室」が、日本橋から「三井文庫」としてこの地に移転したのが始まりの「文庫の森」。江戸時代には熊本藩細川家の下屋敷だった場所です。
戦後の財閥解体の影響を受け、昭和26年に売却。その後は「国文学資料館」として学者をはじめ多くの人々に利用されてきました。
三井文庫そのものは、戦後に中野区にて事業を再開、また「国文学資料館」は2008年に立川市に移転。
現在敷地内にある建物は、当時の「三井文庫第二倉庫」。しかしこの建物以外には「文庫」や「資料館」の印象を残すものはありません。現在は周囲を解放された、とても見通しの良い公園として整備されています。これは、お隣の「戸越公園」も含め、災害が発生した際の地域の避難場所として整備されたからだそうです。
最寄駅は、東急大井町線「戸越公園」駅。
当時の「三井文庫第二倉庫」。
公園の南側にある池。
戸越公園側の入り口。
公園の外から公園内をのぞむ。木々はあるのですが、とても開かれた印象です。