戸越八幡神社
2017.12.07[ 神社 ]
「一つとして成就せずということなし」と云われるほどの御神徳があると伝わる八幡さま
戸越八幡神社
1526年、行永法師が、池の中から誉田別命の御神体が出現したのを見つけ、これを庵に祀り、あわせて石清水八幡宮から御分霊を勧請し共に祀ったのが起源と伝わる「戸越八幡神社」。
現在、境内には「江戸越えて 清水の上の成就庵 ねがひの糸の とけぬ日はなし」という歌が刻まれた石碑が建っています。「一つとして成就せずということなし」と云われるほどの御神徳があったことが、この草庵が「成就庵」と呼ばれるようになった所以だそうです。またこの歌が「戸越」の地名の由来になったとも伝わっています。
現在地へは、江戸時代中期の1688年に遷座。以来、旧戸越村やその周囲一帯の産土神として篤く信仰されてきました。
御祭神は、誉田別命。
現在の社殿は江戸末期の1855年に再建されたものだそう。東京にありながら関東大震災・先の戦災をくぐりぬけてきた貴重な社殿ですね。
最寄駅は都営地下鉄浅草線「戸越」駅。徒歩10分ほど。
こちらでは、多くの種類の御朱印をいただけます。時期によってバリエーションも違うようです。イラストとともに「ひとこと」が添えられているものもあり、見ているだけでも楽しめます。
「戸越の地名の起り」碑。
境内社の春日社。
参道入口の鳥居と社標。いわゆる「表参道」は、戸越銀座商店街の反対側にあります。