義経首洗井戸(藤沢市藤沢)
2024.06.24[ 史跡・公園等 ]
義経の首を洗い清めたと伝わる井戸
義経首洗井戸(藤沢市藤沢)
藤沢・本町公園内にある「義経首洗井戸(藤沢市藤沢)」。
奥州平泉で非業の最期を遂げた源義経。和田義盛と梶原景時により首実検が行われ、その首は腰越の海に捨てられましたが、海流によってこの地に流れ着き、里人がその首をすくってこちらの井戸で洗い清めたと伝わっています。
『伝 義経首洗井戸』と書かれた案内板には、以下のように記されています。
==========
源義経(鎌倉幕府の将軍源頼朝の弟)は、頼朝に追われ奥州(東北地方)に逃げていましたが、一一八九年に衣川(岩手県奥州市)で自害しました。腰越(鎌倉市)で首実検の後に浜に捨てられた義経の首は、潮にのって川をさかのぼり、里人に拾われてこの井戸で清められたと伝えられています。この絵は、歌川国芳が描いた源義経の浮世絵です。
ここから二〇〇メートルほど北の白旗神社は祭神として義経を祀っており、境内には、藤沢の御首と宮城県栗原市の判官森に葬られた御骸の霊を合わせ祀った源義経公鎮霊碑などがあります。また、常光寺南側の公園には、弁慶塚と記された石碑が祀られています。
==========
最寄駅は、小田急江ノ島線「藤沢本町」駅。徒歩約5分ほど。
旧東海道沿いにある案内板。
この路地を進んだ先にあります。
外観。
案内板。
こちらが首洗井戸。
井戸の脇にある石碑。中央の石碑には『九郎判官源義経公之首塚』と刻まれています。
MAP
神奈川県藤沢市藤沢2丁目1−10