三柱神社(横浜市泉区上飯田町)
2023.08.03[ 神社 ]
上飯田下組地域にお祀りされていた三社を合祀してできた「三柱神社(横浜市泉区上飯田町)」。
この地域に古くからあった山王社・稲荷社・天神社を、1912年(大正元年)に合祀して新たに「三柱神社」としたのが起源です。
境内にある『三柱神社の由来』には、以下のように記されています。
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当社は、上飯田下組といわれた地域内に古くから祀られていた三つの神社を大正元年十二月に寄居して、三柱神社としたのが初めである。
(中和田郷土誌より)
祭神は、大山咋命(別名山王社)、豊受姫命(稲荷社)、菅原道真(天神社)が祀られています。
山王社
上飯田町字島廻一八八番地に祀られておりました。
稲荷社
上飯田町字溝下三八五番地に祀られておりました。
当時、大きな赤松があったと伝えられています。
今、稲荷坂と呼ばれているところです。
天神社
上飯田町字天神山一一一八番地に祀られておりました。
大正元年十二月、持田初次郎、宮崎芳松、持田寿作、持田元治、麻生喜作、中野林之助、野渡儀兵衛の各氏が古くからあった三社を現在の地に寄宮しました。地域の人々が集会所と呼んでいる三柱神社です。
各氏は、境内に記念碑を建て、次のような文面を後世に伝えています。
当部落統一上、集会所設置の議が熟し、各氏は敷地の選定に苦しんだが、地主の利益を捨て、便益に資せんと、土地を譲与されました。
その徳を頌し、併せて一般寄付の方々のお名前を記し、記念としました。
畑…一反四畝二十九歩(一四八六㎡)持田寿作
畑…四畝四歩(約四一〇㎡)中野林之助
現在の鳥居と参道は昭和三十一年、拝殿と奥の院は昭和四十四年氏子の寄付によって再建したものです。
平成二十六年十二月吉日
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御祭神は、豊受津姫命・大山咋命・菅原道眞公。
現在は中田の御霊神社の兼務社となっているようです。
最寄駅は、相模鉄道いずみ野線「いずみ中央」駅。徒歩約10分ほど。
神社外観。
正面の鳥居。
拝殿。
拝殿前の狛犬。
御由緒板。
境内の様子。境内は現在「飯田南子供の遊び場」になっています。
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MAP
神奈川県横浜市泉区上飯田町840