柳明神社（横浜市泉区上飯田町）

旧上飯田村柳明地区にお祀りされている「柳明神社（横浜市泉区上飯田町）」。

読みは「やな・みょうじん・しゃ」ではなく「やなみょう・じんじゃ」（柳明という地区の神社）なのだそう。長らく「神明社」と称していましたが、1975年（昭和50年）に現在の「柳明神社」に改称されました。

神社の創建年代は不明ですが、現在地より北東の村境にあった「伊勢山」にお祀りされていました。現在地には「鎌倉三十三観音霊場」のひとつ・大石寺があったのですが、明治初期に廃寺となった後、この地に神明社が遷座したのだそう。

泉区役所による案内板『柳明神社』には、以下のように記されています。

==========

廃寺になった鎌倉郡観音24番札所大石寺跡に、村境の伊勢山に祀られていた神明社を遷したものです。昭和50年に柳明神社と改められました。
大石寺が廃寺になったとき本尊の観音像を阿久和村の観音寺に預けました。その後、村に不幸が起ったため、境内に観音堂を建て観音像を安置しました。神社裏の道の分岐点には、八王子道（鎌倉道）と神奈川道の道標が立っています。神社前には柳明天満宮もあります。

==========

御祭神は、天照皇大神・大山咋命。

現在は中田の御霊神社の兼務社となっているようです。

最寄駅は、相模鉄道いずみ野線「いずみ野」駅、あるいは小田急江ノ島線「高座渋谷」駅。

正面の鳥居。

境内の様子。

拝殿。

泉区役所による案内板。

石塔群。

元お寺の敷地だからなのか？お地蔵様が沢山。

柳明神社から下る坂の途中にある道祖神。