九頭龍権現水神社(品川区南大井)
2017.07.27[ 神社 ]
雨乞い神事が行われていた「大井の水神さま」
九頭龍権現水神社(品川区南大井)
江戸時代に地域の村民が九頭龍権現を勧請し祀ったのが起源と伝わる「九頭龍権現水神社」。
1685年に、大井村の桜井伊兵衛と大野忠左衛門という人が願主となり勧請・奉斎したそう。
ここには古くから湧水があったようですが、柳の大木が生えていたため「柳の清水」と呼ばれ、創建後は雨乞いの祈願等がここで行われていたそうです。
この地域の地形からも湧水が豊富だったことが伺えますが、近年(昭和50年頃)に枯渇してしまったそう。今はポンプによって地下水を汲み上げているそうです。「大井の水神」として品川区の文化財指定を受けています。
明治期の神仏分離以降、御祭神は水葉乃女命とされたよう。
現在は大井鹿嶋神社の境外末社となっています。
最寄駅は京浜東北線「大森」駅。徒歩15分ほどでしょうか。
「柳の清水」は現在、金網で囲われてしまっています。。
これは拝殿の横。現在の御祭神は水葉乃女命(ミズハノメノカミ)ですが、この写真から察するに、地元の方は明治期以降も九頭龍権現と水葉乃女命の両方を祀ったのだと思われます。
境内には、なぜか?二宮金次郎の銅像が。。