投込塚之跡(横浜市保土ケ谷区権太坂)
2022.07.25[ 史跡・公園等 ]
権太坂で行き倒れた人々の亡骸が投げ込まれた井戸の跡
投込塚之跡(横浜市保土ケ谷区権太坂)
権太坂で行き倒れた人々の亡骸が投げ込まれた井戸の跡「投込塚之跡(横浜市保土ケ谷区権太坂)」。
旧東海道の難所のひとつと云われた権太坂。ここを越えられずに行き倒れた人々(や馬などの動物)を投げ込んだ井戸がこの付近にあったそう。時は流れ、昭和30年代の宅地開発の際にこれらの遺骨が発掘されました。
石碑には、以下のように記されています。
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此の地は権太坂投込塚と稱し旧東海道品濃坂につぐ難所であって往時旅人の行倒れせし者多く之を埋葬せる處也 偶々當地区開発に当り多数の白骨を発掘現在平戸町東福寺境内にて再埋葬供養碑を建てゝ之が菩提を弔ひ在者也
昭和三十九年四月建之
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上記の通り、見つかった遺骨は現在は平戸町の東福寺の境内に埋葬・供養されたのですが、その量は『叺十四俵半』もあったと言います。
記念碑の一帯は現在住宅街となっており、往時の雰囲気を感じることは全くありません。
最寄駅は、JR横須賀線「保土ヶ谷」駅、あるいは「東戸塚」駅。旧東海道からは、少し離れた場所にあります。
MAP
神奈川県横浜市保土ケ谷区権太坂2丁目24−9