旧東海道権太坂改修記念碑(横浜市保土ケ谷区権太坂)
2022.07.23[ 史跡・公園等 ]
旧東海道最初の難所と云われた坂道
旧東海道権太坂改修記念碑(横浜市保土ケ谷区権太坂)
旧東海道最初の難所・権太坂にある「旧東海道権太坂改修記念碑(横浜市保土ケ谷区権太坂)」。
徳川家康の江戸入府以降に整備された、畿内から江戸(東京)へ至るいわゆる「東海道」。もっと古い時代には畿内から常陸国へと繋がる道だったと云います。
江戸時代以降、江戸から西へと向かうにあたり、海辺の平坦な道を進んできた旅人にとって最初の難所と言われたのが、この権太坂。
坂の名の由来については諸説ありますが、横浜市教育委員会によると『旅人が耳の遠い老人に坂の名を尋ねたところ、自分の名を聞かれたと思った老人が「権太」と答えた』から、なのだそう。
その坂の改修記念碑が、その昔「一番坂」と言われたと思しき場所に建てられています。
記念碑の脇には祠があり、中には道祖神が祀られています。
私はこの権太坂、この一番坂の登り始めまでしか歩いていないのですが、確かに東京方面からここまでの平坦な道のりを考えるとキツそうな感じではあります。昔はもっと傾斜があり、また(当然ながら)舗装もされていないので、馬から荷を下ろさないといけないほどだったと云います。ちなみに箱根駅伝ではこの旧道を通らず新道を走ります。私はこの後新道側を歩いたのですが、新道ははっきり言って大した坂ではありません(ダラダラと長く続きますが)。
最寄駅は、JR横須賀線「保土ヶ谷」駅。徒歩だと約30分ほどでしょうか。
MAP
神奈川県横浜市保土ケ谷区権太坂1丁目3−11