つくし野杉山神社(町田市つくし野)
2020.12.05[ 神社 ]
鶴見川流域固有の神社「杉山七十二社」のひとつに数えられている「つくし野杉山神社(町田市つくし野)」。
創建年代は不詳ですが、江戸時代後期の1807年(文化4年)に再建されたと伝わっています。『新編武蔵風土記稿』に記載のある「杉山七十二社」のひとつです。
境内の御由緒板には、以下のように記されています。
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【杉山神社】は神奈川県都筑郡に二十四社 橘樹郡に三十七社 久良岐郡に五社 南多摩郡に六社と記録があって 当神社は南多摩郡六社中の一社である。創建は不詳であるが、光格天皇の文化四年<一八〇七年>十一月に再建され 天保十一年<一八四〇年>六月に地頭・大久保勘三郎藤原忠寿及び家臣・下沢喜多録藤原寿利により再建された。
更に文久三年<一八六三年>九月に再建(棟札)明治三十六年<一九〇三年>十月二十六日拝殿を新築し明治三十八年九月三島大明神と山王大権現が合祀された。昭和五年十二月には奥の殿 拝殿を新・改築し昭和十一年九月に神明造りの鳥居一基が氏子より寄進され遷宮式を行った。
昭和四十年より神社周辺に於いて 小川第一土地区画整理事業が始まり四十三年に完成したがそれを機に氏子の総意に基づき新土地に愛相応しい社殿を造営することになり 境外地の一部を売却して建築資金に充て更に氏子各位から多額の浄財と奉納金を拝受し社殿社務所(神楽殿)水屋等を総事業費五千万円を以ってぷる造営した。そして昭和四十九年九月二十七日遷宮式を執行して新しく地域の鎮守様として生まれ変わった。
その後平成六年八月に境内の整備社殿の化粧直しを実施すると共に参道の表札御由緒屋等を整備し遷座祭が行われた。
平成二十八年には社務所(神楽殿)の建替えと境内の整備を自己資金に氏子及び崇敬者からの寄進を加えて実施 同年八月七日落慶式を行った。
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御祭神は、日本武尊・大山祇命・木花開耶姫命。合祀神として、事代主命(三島大明神)・大山咋命(山王大権現)。
最寄駅は、東急田園都市線「つくし野」駅。
社標と正面の鳥居。
石段を登った先に拝殿があります。
MAP
東京都町田市つくし野2丁目8−3