幸稲荷社(川崎市幸区)
2020.11.02[ 神社 ]
近隣の農家により祀られたのが起源と伝わるお稲荷さま
幸稲荷社(川崎市幸区)
江戸時代に十数軒の農家により祀られたのが起源と伝わる「幸稲荷社(川崎市幸区)」。
「幸稲荷社由緒」と書かれた案内板には、以下のように記されています。
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当社は、江戸時代ー、南河原の延命寺から円真寺に至る道路沿いの十数軒の農家により、五穀豊穣・家々の安寧・近隣の親和を祈念して祀られてきた。
大正九年に『清左衛門稲荷(セイゼムイナリ)』の名称を『野口組稲荷』と改め、昭和三十一年『幸稲荷』と改称、『幸稲荷講』を講中十六軒で営み、昭和五十五年十月に宗教法人『幸稲荷社』を設立し現在に至る。
江戸時代に編纂された『新編武蔵風土記稿』【南河原村】の条に「稲荷社 村の艮の方堤外にあり、ここも社地に松樹多し、本社は宮作りにして覆屋あり、前に木の鳥居を建て村民十四軒の鎮守にして宝蔵院持なり」とあるが、当社のことかどうか未詳である。神殿は昭和十一年遷宮の棟札をもち、銅板葺白木一間流れ屋造りで、先の太平洋戦争の戦火からも奇跡的に免れた。昭和二十八年幸町小学校建設に伴い、校地北西の旧地から現在地に遷座した。
毎年二月に初午祭を斎行している。
平成十八年二月吉日
宗教法人 幸稲荷社
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御祭神は、正一位幸稲荷大明神(宇迦之御魂神)。
最寄駅は、JR各線「川崎」駅。徒歩10分ちょっと。
御由緒板。
鍵がかかっていて入れなかったので、門扉の外側から。