妻恋神社(文京区)
2018.07.02[ 神社 ]
弟橘姫を偲び建立されたと伝わる、江戸屈指の人気を誇った神社
妻恋神社(文京区)
日本武尊の東征の折、東京湾を渡る際に海が荒れ、弟橘姫(弟橘媛)が海に身を投げ海神の怒りを鎮め、一行は無事に房総半島に辿り着けたと云われています。その後この地に日本武尊が滞在したそう。弟橘姫を偲び、地域の住民が創建したと伝わるのがこの「妻恋神社(文京区)」。「妻を恋い慕う」という意味が込められているのだとか。
元々は現在の湯島天神の側にあったそうですが、明暦の大火後の1660年に現在地に遷座しました。後代には稲荷明神が合祀されました。
嵯峨天皇の勅命により関東惣社とされ、江戸時代には(同じく関東惣社の)王子稲荷神社と並び多くの参拝客で賑わっていたそうです。
御祭神は、日本武尊、弟橘姫命。
最寄駅は、東京メトロ銀座線「末広町」駅。JR各線「御茶ノ水」駅・「秋葉原」駅からも徒歩圏です。
境内社の稲荷社。江戸時代には「妻恋稲荷」として人気だったという当社。こちらが合祀されたお稲荷さまなのでしょうか?お詣りした日は社務所がお休みだったようで、詳細はわかりませんでした。
社標。