有楽稲荷神社
2019.11.14[ 神社 ]
有楽町の駅前に鎮座している小祠
有楽稲荷神社
有楽町の駅前に鎮座している「有楽稲荷神社」。
1859年(安政6年)、摂津国高槻藩の藩主・永井直輝が江戸上屋敷内に建立したのが起源と伝わっています。明治維新後は一時荒廃したようですが、明治後期に再興し、その後は現在まで町内で奉斎してきたそうです。
脇に設置されている「有楽稲荷神社由来記」には、以下のように記されています。
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当社は永井飛騨守が天下泰平と子孫繁栄を祈念して安政六年に創立したものであります。
社の傍にある手水鉢は蔓延元庚申年八月に、駒野四郎兵衛藤原里知、佐竹源治源義道、千葉脩二平宗克、土屋多蔵源昌大、小川岩蔵源富行、谷本重藤原長徳、井口岩五郎平貞正、清水量藤原吉利の八名が奉納した銘があり、当時から非常に信仰が篤かったことが偲ばれます。
明治維新後は町制の変革によって稲荷神社もわずかにその跡形を止めるばかりでしたが、明治四十一年東京市電気局有楽町変電所が設けられたとき、祠堂も改修して町内氏子と共にお祀りして来ました。
大正十二年九月一日の関東大震災の際にも周囲はみな延焼したにも拘らず、独り当地は災害を免れました。
昭和八年一月変電所の復興を機会に盛大な鎮座祭を行なって以来、毎年二月初午には大祭を執り行なっております。
昭和四十八年九月、有楽町電気ビルの新築に伴い一時、赤坂山王日枝神社に遷座されましたが、昭和五十四年二月、再びこの地に復座いたしました。
ここに、その由緒の概略を述べ伝える所以であります。
昭和五十四年二月
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最寄駅は、JR山手線「有楽町」駅。有楽町電気ビル北館の脇に鎮座しています。