鎧神社
2017.03.02[ 神社 ]
平将門と日本武尊・日本の二人の英雄が祀られている神社
鎧神社
10世紀の始め頃、円照寺が創建された際に、寺の鬼門鎮護として建立された「鎧大明神」が起源と伝わっています。これに先立つ説話としては、日本武尊東征の折に甲冑六具をこの地に納めたとあり、これが「鎧大明神」の由来と言われています。江戸時代までは「鎧大明神」と呼ばれており、現在の「鎧神社」は明治以降。
また平将門の死後、この地の人々はその死を悼み、将門の鎧がここに埋められたという逸話も残っています。兜を埋めた印として伝わっているのが「兜松」です。
御祭神は日本武命、大己貴命、少彦名命、そして平将門公。しかしこちらも神田神社と同じ理由で明治以降平将門は末社に遷されていました。戦後に改めて御祭神に。
境内には天神社がありますが、これは成子天神社の元宮だったそう。
最寄駅はJR「大久保」駅。徒歩10分ほどでしょうか。でもスマホの地図アプリ等を使わないと「本当にこの道?」という不安に駆られてしまうかもしれません。古くからある江戸の道は、本当に細いところが多いです。。
関東の雄・平将門に縁ということで、将門ファンはきっとお詣りスポットのひとつにされているのではと思いますが、日本武尊の説話も合わせ、日本の二人の英雄が祀られているとても縁起の良い神社です。