思金神社(横浜市栄区上郷町)

2023.05.08[ 神社 ]

思金神社(横浜市栄区上郷町)

高御産巣日神の子・思金神をお祀りしている神社 思金神社(横浜市栄区上郷町)

高御産巣日神の子・思金神をお祀りしている「思金神社(横浜市栄区上郷町)」。

もともとこの地には地域の鎮守だった白山神社の分祠がお祀りされていましたが、周辺の宅地造成により1976年(昭和51年)に遷座。その後、旧白山神社の社殿を受け継ぎつつ、御祭神を変更し現在の「思金神社」となりました。「思金神社」は、1912年(大正元年)に創建され、こちらに遷座する前は高知県幡多群佐賀町でお祀りされていたそうです。

境内にある御由緒板には、以下のように記されています。

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当、思金神社の御祭神は八意思金大神様です。
古書の神話によりますと、万物創造の神高皇産霊の神の御子神と称せられ天の岩戸隠れに於いては「神集いに神議り」、神々の総代表の大役を真心の極みに遂行され天照大神様を天の岩戸よりお出まし願ったと云う神話に於てはこの特筆すべき「天の岩戸開き」を始め「t天孫降臨、出雲の国譲り」等、尊大なる御働きをなされた八意思金大神様の御威徳が忍ばれます。
日本書紀は八意思金大神様のお働きを深謀遠慮と表現し古語拾遺は深思遠慮と表現しております。
「八意」とは「意」を開く事であり多くの意見とも申します。「意」を思い謀る事は高度の結びの御神性で有り常に天照大神様の「み意」を心として一切の私心を無にして仕え奉られたものです。
霊司八意思金大神様と讃えられ政治建設(建築、商工)知恵(学問)福徳成就の神と崇められる御神徳いや高い八意思金大神様を御神祭と仰ぐ、当神社は八意思金大神様の大いなる御守護の元に各自、各家の三悶(精神、物質、肉体)の岩戸を打ち開いて頂き、生きる毎日の生活を、「行」と心しつつ子孫に豊かな人生を頂戴いたし度いものと念じております。

生きていることが「行」である。
毎日の生活が「行」である。
一生が「年期奉公」である。
これを人生と云う。
「思金神社格言」

思金神社

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御祭神は、八意思金大神・下照姫神。下照姫神は「ヒルコ姫」「ワカ姫」「稚日女」とも呼ばれ、イサナギ・イサナミの最初の子(つまり蛭子命)とも、また一説には思金神と夫婦神だったとも云われています。

最寄駅は、JR根岸線「港南台」駅。徒歩約20分ほど。境内には展望台があり、冬の晴れた日には素晴らしい富士山の眺めを楽しめます。

入口の鳥居。崖に沿って登る石段を進んでいきます。

石段を登って右手に手水舎、左手には社務所があります。

その先に拝殿が見えます。

拝殿。

そのさらに奥には、奥社と境内社の水神社があります。奥社脇にある『石碑遷宮記念』と書かれた石碑には以下のように記されています。

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当社は大正元年に思金大神様が初代宮司平野宝導に降臨され其の証として昭和三十年高知県幡多群佐賀町に石碑が建立された。思金神社奥社として多くの漁民や町民が参拝し、其の後横浜に本社が移され降臨百年を吉祥として石碑を本社に遷座する運びとなり現在に到る。

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こちらは拝殿の正面にある『霊動石』。高知県・四万十川源流で採取されたもの。「悪しきところを祓い清める効果」があるのだそう。

拝殿の右側には『富士山絶景展望台』への入口があり、その手前には桜の木が。撮影した日はまだソメイヨシノは開花していませんでしたが、後日改めてお伺いした際には満開の素晴らしい景色を楽しめました。

展望台からの眺め。写真だと小さく見えるかもしれませんが、富士山の素晴らしい眺めが楽しめます。

境内にある御由緒板。

MAP

神奈川県横浜市栄区上郷町745−1

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