秋葉神社(台東区)
2017.11.20[ 神社 ]
「秋葉原」の起源・火災鎮護のために宮城内紅葉山から鎮火三神を勧請し創建された神社
秋葉神社(台東区)
明治のはじめに、火災鎮護のために創建された「秋葉神社(台東区)」。
1869年(明治2年)の大火を受け、明治天皇の勅命により東京一円の火災鎮護の神として、神田相生町(現在のJR秋葉原駅構内)に宮城内紅葉山から鎮火三神として火産霊神・埴山比売神・水波能売神を勧請し「鎮火社」として創建されました。
江戸期より一般に「火伏せの神=秋葉大権現」と信仰されていたことから、いつしかこちらも「秋葉様」(秋葉社)と呼ばれるようになり、あわせて神社のある火除地一帯が「秋葉の原」「秋葉っ原」と呼ばれるようになりました。これが現在の「秋葉原」の起源です。
その後神社は1888年(明治21年)に鉄道駅新設に伴い現在地へ遷座、しかしその地はそのまま「秋葉原」となりました。
神社の方は1930年に現在の「秋葉神社」と改称。経緯の通り、「秋葉大権現」とは関係ない「秋葉神社」です。
御祭神は、火産霊神、埴山比売神、水波能売神。火の神・土の神・水の神です。
最寄駅は東京メトロ日比谷線「入谷駅」。徒歩5分ほど。JR各線「上野」駅からなら、徒歩15分ほどです。
西向きの表通りに設置されている鳥居と社標。
裏通り側にある鳥居。こちらが東側なので、本来はこちらが「表参道」なのかも。もっとも社殿は「西向き」なのです。。