綱島神明社(跡)
2017.06.16[ 神社 ]
綱島村一帯を見渡せる山の山頂にあった神社跡
綱島神明社(跡)
創建年代は不明・この地域に人が住み始めた頃に創建したと伝わる「綱島神明社」。江戸時代には綱島諏訪神社とともに南綱島村・北綱島村の鎮守だったそう。かつては両綱島村一帯を見渡せる山の山頂にあった神社です。
大正初期に綱島諏訪神社に合祀されたそうですが昭和初期に再興。しかし結局取り壊されてしまったようです。現在は祠すら残っておらず、石碑がかつてここにお社があったことを伝えるのみ。「天津神」なだけに「高天原」に還られた、ということなのでしょうか。。
高さだけなら「綱島諏訪神社」のある山の方が高いのですが、社殿のある高さなら間違い無くこちらが「上」だったと思われます。
実は現在の綱島街道はこの二つの山の「谷」部分に、両方の山裾を削りながら通した比較的新しい道。この神社跡に上るための「石段」も、もちろん綱島街道ができた後に作られたものなのですが、よくドラマなんかである「石段から突き落として人が死ぬ」というシチュエーション、ほとんどの場所が「死ぬほどの場所じゃないでしょう」と思うのですが、ここの石段は、踏み外して転げ落ちたら間違い無く命に関わる大事になると思われます。。どうぞお気をつけて。
写真で伝わるかどうかわかりませんが、「遺構」と呼ぶにふさわしい雰囲気を漂わせる不思議な空間です。
かなり急な、そして長い階段を昇ります。
昇った先の風景。鳥居はありますが。。
本当に不思議な空間。
石段の上から。ここでコケたくない、と心から思わせる風景。