富岡八幡宮
2017.04.19[ 神社 ]
「深川八幡」として江戸庶民に慕われた下町の八幡さま
富岡八幡宮
江戸初期に砂州だったこの地を干拓した際、工事が難航したために武蔵国久良岐郡(現在の神奈川県横浜市金沢区)にあり当時「波除八幡」と呼ばれていた「富岡八幡宮」を、長盛法師が勧請し建立された「富岡八幡宮」。江戸時代に「深川の八幡様」として庶民に慕われた神社ですが、意外と?歴史が浅いんですね。
主祭神に応神天皇。相殿に神功皇后、仁徳天皇、天照皇大神、常磐社神、武内宿祢命、日本武尊、天児屋根命、竈大神。
ここの例大祭は江戸三大祭の1つ「深川祭」。江戸幕府の命により(徳川四代将軍家綱の世継ぎ祝賀として)始まったのが起源なのだそうです。一の宮神輿は日本最大の神輿と言われています。
「江戸勧進相撲の発祥の地」ということで、境内にも「横綱力士碑」他相撲関連の碑が多くあります。
お詣りした時は表参道の工事中でしたが、境内にある「深川宿・富岡八幡店」は開店前から行列ができていました。人気なんですね。
ちなみに元となった横浜の「富岡八幡宮」は、そもそも源頼朝の勧請によりえびす様を祀っていた神社で、八幡神を合祀したのはその後。「波除八幡」の由来は、「応長の大津波」と呼ばれる、鎌倉時代にあった大津波の際にこの神社がある八幡山が地域を守ったことによるものだそう。
最寄駅は東京メトロ東西線・都営地下鉄大江戸線「門前仲町」駅。そもそもこの駅名の由来がこの神社。
伊能忠敬像。当時この神社の近くに住んでおり、測量に出かける際には安全祈願のために必ず参拝していたそう。
神馬像。