玉川神社(世田谷区等々力)
2021.10.20[ 神社 ]
吉良頼康によって勧請・創建されたと伝わる「おくまんさま」
玉川神社(世田谷区等々力)
世田谷吉良氏・吉良頼康によって勧請・創建されたと伝わる熊野社が起源の「玉川神社」。
16世紀初頭に、当時のこの地を所領していた吉良頼康によって熊野新宮の御分霊を勧請し創建、当初は「熊野神社」と称し、江戸時代には等々力村の鎮守として祀られていました。明治期には村社となり、近隣の神社を合祀した際に現在の「玉川神社」に改称されました。
境内にある、世田谷区教育委員会による案内板には、以下のように記されています。
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文亀年間(一五〇一〜四)に世田谷城主吉良頼康が勧請したものと伝え、別当は、満願寺で等々力村の鎮守であった。
明治五年に村社に定められ、同四十一年に熊野神社の社号を玉川神社と改め、付近の天祖神社、諏訪神社、御嶽神社を合祀した。
境内には、郷土開発の偉人、豊田正治翁の碑などがある。
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東京都神社庁のサイトには「おくまんさま」の文字が。「くまの」が転訛して頭に「お」、末尾に「さま」がついたもの、ですよね?
現在の御祭神は、伊弉諸尊・伊弉再尊・天照皇大神。
最寄駅は、東急大井町線「等々力」駅。徒歩約5分ほど。
神社正面の鳥居。
社標。
鳥居横の狛犬。
拝殿。
境内社。合祀殿ですね。
境内社。向かって右から、三峯社、稲荷社、大国社。
獅子山。
MAP
東京都世田谷区等々力3丁目27−7