石神宮(川崎市中原区木月)
2019.02.12[ 神社 ]
道祖神として祀られていた、川崎市中原区木月の「おしゃもじさま」
石神宮(川崎市中原区木月)
道祖神として祀られていた、村の守護神「石神宮(川崎市中原区木月)」。
古くは「稲毛庄木月郷」(室町時代)と呼ばれたこの地区。江戸時代には木月村となりました。石神宮は、江戸後期の嘉永年間に村の守護神として祀られたと伝わっています。
祠の側の御由緒には、以下のように記されています。
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古来、各村々には神様を祀って、厄病が入らないよう、また村内の安泰を祈るため道祖神を祀り、石神宮もその一柱であります。
御神体には神霊が宿りその超能力により信奉する人々の願いごとが叶えられるとして篤く信奉され村の守り神です。
石神宮は嘉永年間に建てられて三百余年を経て昔を偲ぶ町内唯一の史跡、文化財であります。
今日、祠堂を再建し、石神宮を心のよりどころとして一家の安泰と繁栄を願い町の発展を祈願するものであります。
神前に立てば祝詞が奏上されます。
平成6年5月
石神宮奉賛会
代表 古尾谷盛太郎
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石神(石棒)信仰は関東一帯で広く見られる民間信仰のひとつ。「おしゃもじさま」等の呼称があり、川崎〜横浜地域でもいくつもの神社が残っています。
最寄駅は、東急東横線「元住吉」駅。徒歩10分かからないくらいでしょうか。現在は新幹線のガード下にひっそりと佇んでいます。
御由緒板。