新川天神社(三鷹市新川)

2025.05.10[ 神社 ]

天神山にお祀りされていた天神祠が起源 新川天神社(三鷹市新川)

かつては天神山の山頂にお祀りされていた「新川天神社(三鷹市新川)」。

詳しい創建年代は不明ですが、仙川郷の天神山(現在の天神山城跡)の山頂にお祀りされていた天神社が起源です。その後江戸時代の寛永年間に現在地に遷座しました。

境内の掲示されている御由緒板内『由緒』には、以下のように記されています。

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里老の言に依れば創立年月不祥と雖も往年は北多摩郡野川村天神山に鎮座せる処、寛永(一六二四〜一六四四)年間現在地天神前北浦耕地に遷宮元禄(一六八八~一七〇四)年間本殿の修復を加えたり、以後明治十四年九月台風の為社殿倒壊せるに依り明治十五年二月再建す。
昭和参拾貮年拾月社殿老朽せるに依り改修をなす。
近郷名士崇敬特に厚く神徳顕著なり

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御祭神は、菅原道真公。

現在は青渭神社の兼務社となっているようです。

最寄駅は、京王電鉄井の頭線「久我山」駅。

新川天神社(三鷹市新川)写真

東八道路沿いにある、北向きの鳥居。

新川天神社(三鷹市新川)写真

約100mほどの参道を進みます。

新川天神社(三鷹市新川)写真

参道にある御由緒板。

新川天神社(三鷹市新川)写真

玉垣に囲まれた社殿。

新川天神社(三鷹市新川)写真

社殿は東を向いています。

新川天神社(三鷹市新川)写真

境内の「撫で牛」像。

新川天神社(三鷹市新川)写真

境内社の疱瘡祈念祠と大山石尊祠。それぞれ以下の説明がありました。

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疱瘡祈念祠
天保六年(一八三五年)に大流行をして多くの死者を出した疱瘡の沈静化を願い建立したといわれています。現在の祠は平成十七年(二〇〇五年)天神社造営にあたり大山石尊祠とともに造り替えられました。

大山石尊祠
大山阿夫利神社(神奈川県伊勢原市)は丹沢山地の東側に位置し別名を雨降山大山寺(アフリサンダイサンジ)と称した。祭神は大山祇大神(オオヤマツミノカミ)・大雷神(オオイカシチノカミ)昔は農家の人たち全員で雨乞いのため大山詣でをしていました。
昭和三十年(一九五五年)からは毎年持ち回りでお参り(代参)をし八月十六日には天神社において全員で祠に水をかけながら呪文を唱えて五穀豊穣を祈念しています。

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新川天神社(三鷹市新川)写真

こちらは東側にある鳥居。

MAP

東京都三鷹市新川2丁目1−21

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