天祖神社(新宿区早稲田鶴巻町)
2017.09.28[ 神社 ]
「茗荷畑の神明宮」と呼ばれ慕われていた神社
天祖神社(新宿区早稲田鶴巻町)
創建年代は不明ながら、江戸時代の1682年に隣接する榎町から現在地に遷座したと伝えられる「天祖神社(新宿区早稲田鶴巻町)」。
明治期に現在の「天祖神社」に改称。社殿は先の戦災で焼失しましたが、1966年に再建されました。
現在は赤城神社の兼務社となっています。
江戸時代、この地は一面ミョウガ畑だったために、こちらの神社は「茗荷畑の神明宮」と呼ばれ慕われていたと云います。神田川を挟んだ北側には現在「茗荷谷(みょうがだに)」駅がありますが、こちらも古くからミョウガが群生していたことによるもの。江戸時代にはこの一帯で採れたミョウガは「早稲田ミョウガ」と呼ばれていました。近代以降は宅地化が進み、その影響でミョウガは生産されなくなっていましたが、近年、地元の農家さんなどの努力により復活したそう。