清水窪弁財天
2020.01.03[ 神社 ]
江戸時代創建・かつて洗足池の水源のひとつだった場所に祀られている弁天さま
清水窪弁財天
かつて洗足池の水源のひとつだった場所に祀られている弁天さま「清水窪弁財天」。
創建は今から三百数十年前、とのことですから、江戸時代初期〜中期頃でしょうか。
清水窪弁財天頒布の栞には、以下のように記されています。
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大樹茂る湧水の秘境、清水窪辨財天の境内、この地は太古より清水がこんこんと湧きつづけ、今日に至るまで、いかなる日照りの年でも、湧水の絶えたことがありません。この不思議ともいうべき水源地に、異常な霊威のあることを感じて、地主の岸田家が、この地の発展を祈願しここに辨財天を祀ったのは、今から凡そ三百数十年位い昔のことといわれています(主神は解脱会の会祖、解脱金剛尊者により昇格され、天八大龍王神となられています)それ以来此処に信仰する者が、諸病の平癒や、運命の好転等に奇蹟的なお陰をいただく人々は数えきれないほど多くあります。
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現在の御祭神は、上述の通り天八大龍王神。
現在は基本的にはポンプで循環させているようですが、わずかながらも水は湧き出ているそうです。かつては洗足池の水源となっていました。
それにしても、周囲は宅地化が進んでいるのに、この一角だけは時代から隔離されたかのような、独特な雰囲気があります。
最寄駅は、東急目黒線・大井町線「大岡山」駅。徒歩3・4分ほど。
「清水窪弁財天」と書かれた看板が目印。
階段を降りた先に鳥居があります。
社殿前にある案内板。
左手の橋を渡った先には、多くの境内社が祀られています。
清水窪弁財天。 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
RICOH THETA SCによる360度画像(2019.11撮影)。