三光稲荷神社(人形町)
2017.08.08[ 神社 ]
迷い猫に霊験あり?歌舞伎役者の屋敷神が発祥のお稲荷さま
三光稲荷神社(人形町)
江戸時代の歌舞伎役者・二代目関三十郎の邸宅内に伏見稲荷大社を勧請し創建されたと伝わる「三光稲荷神社」。
歌舞伎役者・二代目関三十郎が演技中、『場内に霊光のごとき閃き』があり、これがきっかけで名声を不動のものにしたと伝えられています。これを神明のご加護によるものとし、伏見稲荷大社を勧請、自身の名の「三」と「光」をあて「三光稲荷」としたのが起源です。その後この地の大地主の邸内に遷され、町の氏神として崇敬されるようになったそう。
近代の区画整理により現在地には昭和8年に遷座。
御祭神は、三光稲荷大神、田所稲荷大明神。田所稲荷大明神は、旧田所町にあった稲荷社が合祀されたことによるもの。
『猫児を見失ひし時、立願すれば験ありとなむ』と古くから云われていたようで、MK鋼の発明者・三島徳七が、行方不明になった愛猫が見つかるようこちらの神社で祈願したところ、無事に帰ってきたという逸話が残っています。
最寄駅は東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線「人形町」駅。徒歩1、2分ほど。
大通りからの入り口に「三光稲荷神社参道」という石碑が建っています。