桜田神社
2016.11.16[ 神社 ]
渋谷重国が創建し太田道灌が再興した歴史あるお稲荷様
桜田神社
六本木ヒルズのすぐそばに、ひっそりと佇む「桜田神社」。
1180年、渋谷重国が桜田郷に創建した「霞山桜田明神」が起源。渋谷重国が山を焼いて狩りをしようとすると、白狐が現れ天に向かって気を吐き、その中から十一面観音が現れたそう。これを源頼朝に言上、頼朝の令により稲荷社を勧請し創建したというご縁起が伝わっています。
一時期は荒廃していたようですが太田道灌によって再興。1602年に赤坂溜池に遷座しさらに1624年に現在地へ遷座しました。現在も地名として残る「桜田門」「霞が関」はこの神社に由来すると云われています。当時は「霞山稲荷社」と呼ばれていたそうですが、明治に入ってから「桜田神社」と改称。
新撰組の沖田総司がお初参りしたのがこの神社。「沖田総司ゆかりの地」として人気があるそうです。他にも乃木希典も同じくここでお初参りしたそう。
御祭神は豊宇迦能売神。
現在は境内も決して広くはないですしどちらかというと「こじんまり」といった感じですが、創建から現在に至るまで、ゆかりのある人々の顔ぶれはなんともすごいですね。