坂本第六社(横浜市戸塚区上矢部町)
2025.08.23[ 神社 ]
江戸時代には坂本の鎮守としてお祀りされていた「坂本第六社(横浜市戸塚区上矢部町)」。
戦国時代の1574年(天正2年)、そばにある大善寺の創建の際に護法の守護神として建立されたと伝わっています。江戸時代には上矢部村小名坂本の鎮守としてお祀りされていました。
境内にある『第六社改修記念碑』には、以下のように記されています。
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鎮守第六社の祭神は面足尊惶根尊の二神であり神代七代の内國常立尊より第六代目の神に当るので第六社と稱されています大正六年一月十五日神明社の祭神天照皇大神を合祀されて居ります神社の創建は天正二年と言はれ小田原北條氏の一族甘縄左衛門大夫氏繁の請により讃譽中秀上人が大善寺を創建するに当り護法の守護神として建立されたと言はれています再建は文化四年六月十九日松尾神社及び篠塚八幡社と共に同一職方に依り三社同時に再建されたのであります
この度の神社改修工事は社殿屋根を銅板一文字葺本殿屋根に千木勝男木の新設社殿改修工事拝殿正面に御影石の石貼工事鳥居の再建社号標の新設神明社屋根の銅板葺替神楽殿の屋根の葺替神輿舎新築其の他神社の当面為すべき工事は概ね完了致しました 是れは偏に氏子竝びに崇敬者の絶大なる奉賛に依り完成した次第であります
仍て茲に記念碑を立て氏子一同の慶びを後世に伝えるものであります
昭和五十九年九月十五日
第六社 氏子中
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上記の通り現在の御祭神は、面足命・惶根命・天照皇大神。
現在は汲沢の五霊神社の兼務社となっているようです。
最寄駅は、各線「戸塚」駅。徒歩だと、約30分ほどでしょうか。。
神社外観。いかにも「鎮守の杜」という感じ?
入口の社標。
石段の中ほどにある鳥居。
鳥居脇にある手水舎。
小さな丘の上にある拝殿。
御由緒の刻まれた『第六社改修記念碑』。
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横浜市戸塚区上矢部町2969