東向山鎮守稲荷神社(町田市忠生)
2024.02.24[ 神社 ]
簗田家の菩提寺・東向山簗田寺の鎮守
東向山鎮守稲荷神社(町田市忠生)
徳川幕府初期の大番を務めた旗本・簗田家の菩提寺の鎮守としてお祀りされている「東向山鎮守稲荷神社(町田市忠生)」。
そのお名前から、東向山簗田寺の鎮守として勧請・創建されたものと思われます。『新編武蔵風土記稿』には「正一位安産稲荷」と号していたと記されています。
東向山梁田寺は、旗本・簗田正勝によって1629年(寛永6年)に建立されたお寺。簗田家は元織田家の家臣で、桶狭間の戦いで一番の功績を挙げたと云われています。簗田正勝は徳川幕府において大番を務め、所領として現在の山崎・本町田・大和市全域を与えられました(しかしその後簗田家は断絶してしまいます)。簗田寺は簗田家の菩提寺でもあります。
最寄駅は、JR横浜線「古淵」駅、あるいは「淵野辺」駅。どちらからも、徒歩だと30分以上かかると思います。
簗田寺の山門。
山門をくぐって左手に墓苑があり、その中に神社への入口もあります。
神社正面の鳥居。
石段は、現代的な「緩やか、幅広」タイプではなく、「段差高く、幅狭」のオールドタイプ。上りはもちろんですが、むしろ下る時の方が注意が必要。ちなみに手すりは竹製でした。
社殿前にも鳥居があります。
社殿。
MAP
東京都町田市忠生2丁目5