大國魂神社
2017.02.12[ 神社 ]
創建は西暦111年・武州六社明神を祀る武蔵総社六所宮
大國魂神社
かつての武蔵国の国府に鎮座する「大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)」。創建は景行天皇41年、西暦111年と伝わっています。大化の改新の折に、一之宮から六之宮までの「武州六社明神」を祀るようになり、以来「武蔵総社六所宮」となりました。
主祭神は大國魂大神。出雲神話の「大国主命」と御同神と言われています。同じ中殿に、御霊大神と国内諸神が祀られています。
武州六社明神は、一之宮:小野神社、二之宮:二宮神社(小河神社)、三之宮:氷川神社、四之宮:秩父神社、五之宮:金鑚神社、六之宮:杉山神社。一之宮から三之宮が東殿に、四之宮から六之宮が西殿に祀られています。
源氏をはじめ、北条氏や徳川将軍家など、時の武将も篤く崇敬していました。現在の社殿は徳川家綱の命により1667年に造営されたもの。社号は明治期に従来の「大國魂神社」に改称されました。
こちらの例大祭は「闇夜祭(くらやみ祭)」として有名。でも残念ながらまだ一度も見物できていません。。
最寄駅は京王本線「府中」駅、もしくは南武線「府中本町」。どちらからも徒歩2・3分ほど。広い境内には多くの末社をはじめ、隋神門の外には摂社である宮乃咩神社(御祭神は天鈿女命)や「ふるさと府中歴史館」があり見処も豊富です。
大鳥居。
随神門(ずいじんもん)。
境内にある鼓楼(ころう)。江戸時代、時刻や緊急事態を知らせる際に、ここで太鼓の音を鳴らしていたそう。
中雀門(ちゅうじゃくもん)。この先に社殿があります。